「お…母さん……ごめ、ん…なさい」
抱きしめられて懐かしいに包まれ、涙が溢れた。
「珠莉ちゃん……
帰って来てくれて……ありがとう」
泣いて謝るわたしに、お母さんは横に首を振り、そして、泣きながらありがとうと言った。
「お帰りなさい」
「た…ただい、ま」
それから翡翠とわたしは園長室に通され、ソファーに座わらされた。
「そちらの方は?」
「えっと、お母さんはわたしがどこでどんなことしてたか知ってる?」
「知らない……
警察に頼んで捜してもらったけど……全くわからなかった」
警察………そうなんだ……
「わたしあの頃、やくざの人と付き合ってたの………
それで4年くらい前わたし、売られて福岡に連れていかれた」
お母さんは驚きながら、しっかりわたしの話しを聞いてくれた。



