「カハル……シュリさんですか?」
「はい」
「少々お待ち下さい」
そう言って、女の人は電話を掛けはじめた。
翡翠を見ると、頭を撫でてくれた。
「大丈夫だ。
そんな心配しなくても」
「うん……」
「園長?!園長?!」
「どうしました?」
事務室の中から聞こえてきた声に翡翠は気がついて女の人に聞いた。
「すみません……園長が……電話を「珠莉ちゃん!」」
「お…かぁ……さん」
正面から走ってくる女の人を見て呟いた。
「珠莉ちゃん!!」
目の前まで来たお母さんに、わたしは抱きしめられた。
「……お母さん」
わたしはこの人に反抗して夜遊びを始めた。
弟達を殴るこの人が嫌いで………
だけど、この人にたくさんのことを学び教えてもらい育ててもらったのも事実。
わたしはお母さんを抱きしめた。



