「ユリちゃんって18だったのね〜。
って、翡翠!
気持ち悪い顔しないで」
理恵さんもわたしの年齢に驚いていたみたいだけど、翡翠を見て気持ち悪いと言った。
どんな顔してるの?
と気になってわたしを抱いている翡翠をみた。
なんかニヤニヤ顔が酷くなったような顔してる。
「うっせぇ!
見んじゃねぇよ」
と言ってそっぽを向いた。
どうしたの?
「翡翠もまだまだ子どもねぇ〜」
そう言った翡翠のお母さんはなんだか楽しそうだった。
「あのぉ、早百合さんって呼んでもいいですか?」
「いいわよいいわよ♪
珠莉ちゃんにそう言われると嬉しいわ〜」
よかった……
これからはそう呼ばさせてもらおう。
「そういやぁ、親父は?
一緒に旅行に行ってたんだろ?」
さっきの顔はどこに行ったのかいつもの翡翠がお母さんに向けてそう言った。



