恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




「4月でじゅうきゅう〜?!
てことは、今18歳?!」


「はい……」



「翡翠あんた何やってんの?!
珠莉ちゃんがかわいそうじゃない!」



あ、翡翠が怒られてる。
ちょっとレア。




「んなこと言ったって、知ったの付き合ってからだし。
珠莉がいいって言ったんだ」



「珠莉ちゃん、ほんと?!
もうおじさんになるわよ?!
ほんとにいいの?!」




おじさんって………




「大丈夫です。
歳なんか気にしてないですし……わたしが翡翠じゃないとだめなんです」



「珠莉ちゃんがそう言うんだったらいいんだけど……」



翡翠のお母さんはわたしがそう言うと、落ち着いたみたいだった。