恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




すごくはないと思うけど………



「そっかそっかぁ。
翡翠がようやくねぇ〜」




そして、やっと落ち着いたお姉さん。



聞くなら今だよね……



「あ、あの………
お姉さんは一体……誰ですか?」



「あら、やだ♪
お姉さんだって!
わたしは翡翠の姉よ」



へぇ〜そうなんだ。
って、違う!



「翡翠、お姉さんいたの?
言ってよ!
わたし挨拶とか全然………」



「姉貴なんていねぇよ」



「え?だって今……」



姉って言ってたよ?



「はぁ………
嘘つくんじゃねぇよ、ババア」



「ババアですってぇ?」



深いため息をついて言った翡翠に少し怒った顔をしたお姉さん。



嘘だったの?
じゃあ一体………