わたしが泣き止んで、みんなで少し雑談をしてから、仕事を始めた。
翡翠は相変わらずわたしを膝の上に乗せている。
仕事しにくくないのかな……
そう思って聞いてみたけど、
「やりにくくてもいいから、こうしていたい」
と、恥ずかしい言葉をもらった。
もうなんにも言えない………
その後、翡翠が苛立ってたからコーヒーを作ってくると言うと、すんなり離しててくれた。
なんだったの?
そう思いながら、社長室の奥にある小さなキッチンに向かった。
コーヒーを作っていると、何やら声が聞こえてくる。
ここは周りを壁で囲まれているから、翡翠の姿は確認出来ない。
今、理恵さんは社長室にはいないし、翡翠の独り言?
キッチンから少し顔を出してデスクの方を見た。
あれ?
いない………
さっきまでいたのに……



