恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




耳元で言われ、首筋にキスされた。



耳元やばい………
力が抜けそう。




「うん……どういたしまして」



「残りはまたあとで食べるから、残しといて」



「わかった」



よかった……
喜んでもらえて。



翡翠は離れてくれるかと思ったけど、離れてくれない。




「翡翠……やりにくい」



「ん〜?それは仕方ない。
頑張って」




頑張ってって………
このままでしろと?




わたしがうろちょろすると、翡翠も後ろからうろちょろ。



はたから見たら、変な光景だろうね。




「出来た」



「お疲れ様」



翡翠はやっと離れて、お皿を運んでくれた。

今さら離れるの?