恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




目を閉じると微かに唇に触れた感触。
そのあと角度を変え、少しずつ激しくなってきた。


「!………っん」


息が苦しくなって、口を開けた瞬間、翡翠の舌が入っててきた。




「んっ……ふ……っ…あ」


翡翠はお構いなしに舌を絡めてくる。


わたしは苦しくて、翡翠の胸を叩くけど、翡翠は離してくれない。



「んっ……ん〜〜っはぁ」



やっと離してくれた。

わたしが肩で息をしている中、翡翠は


「ごちそうさま」


と言って、余裕の表情だ。



「もう!翡翠のばか!」



「はは、ごめん」



笑いながら謝る翡翠。
ごめんって思ってないでしょ。



そう思いながらも、翡翠に抱き着いた。
すると、翡翠は頭を撫でてくれた。


気持ちい………
なんか眠たくなってきた。
ずっと起きてたからかな………




「ユリ?眠たい?」



「うん………」



翡翠はわたしの腕を引いて寝室まで連れて行ってくれた。



「今日は土曜だから、寝とけ」



「うん……」


翡翠に話したいことあるのに………
起きてからゆっくり話そう……




二人でベッドに入って抱きしめ合って寝た。

翡翠はわたしが寝るまで頭を撫でてくれた。