恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




わたしはソファーに膝を抱えて座り顔を埋めて泣いた。



泣いても泣いても涙が止まらない………




寝たくても寝れない。
眠たくならない。


だから、ずっと考えてた。
これからどうすればいいのか。



だけど、翡翠に嫌われてても傍にいたい貪欲なわたしは、結局答えを見つけ出せずに朝を迎えてしまった。




こんなところに居たら、翡翠が変に思う。

寝室に戻ろう。



そう思って立ち上がり、方向転換。



え………



ドアの方を見ると、翡翠がジッとこっちを見ていた。



うそ………
いつから……?






わたしと視線が合った翡翠は、視線を離さずにわたしに近づいてくる。


わたしはその視線が怖くて、少し後ずさる。