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みんながいる。
津田さん、木村さん、理恵さん。
だけど、翡翠がいない。
周りを見渡すと近づいて来る人影。
あ!翡翠だ!
だけど、翡翠はわたしを見ると向きを変え、去って行く。
待って!翡翠!
行かないで!!
わたしの声も届かず、翡翠は行ってしまった。
みんなはいる。
だけど、翡翠がいない………
翡翠………
どこに行ったの?
傍にいて………
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目を覚ますといつもと違うベッド。
そして、いつもいるはずの翡翠がいない。
当たり前だここは木村さん家………
わかっているけど、すごい孤独感に襲われる。
翡翠………
嫌だ……いなくならないで………



