何度もガチャガチャとドアを開けようと試みたけど、全然びくともしない。 諦めようとした時だった。 ガチャッ 開いた? 出れる! そう思ってドアに近づくと、男の人が煙草を吸いながら部屋の中に入って来た。 えっ?誰? 知らない人…… 男の人は少しずつわたしに近づいてきた。 そのたびにわたしは少しずつ後ろに下がる。 だけど後ろにベッドがあることを忘れていて 「きゃッ」 ベッドに倒れた。 .