「おい、お前何してんだよ」
助かっ……た?
「チッ、お前ら来たのかよ。
今からって時によ〜」
男の仲間、岡宮組の人達が4、5人来た。
まだ助かってない……
「んなもん、帰ってからいくらでも出来だろ。
さっさ…と………」
さっき来た男の声が途切れた。
男がいたであろう場所を見ると、男は倒れていた。
なにが……起こったの……?
と思っているうちに次々に倒れていく男達。
「チッくそ!!」
慌てた様子で言う目の前の男。
そして、自身を直し、わたしの下着を戻すと、わたしの腕を掴み走り出した。
だけど、少し走っただけですぐに止まった。
「チッ」
え?
――ドン
岡宮組の男が舌打ちをすると思いっ切り引っ張られ、背中を押された。
た、倒れる!!



