「ご、誤解です!お祖母様。
片桐くんは転びそうになったところを助けて下さっただけなんです!」
俺を庇うように訴える森口に、ばーさんはフンッと鼻を鳴らした。
「何が助けたじゃ!
お前がウブイのをいいことに、好き放題をしようとしてたじゃろーが!
見てみぃ、あの助平そうな顔を!
誰彼構わず盛りよって!
あんなハレンチな男に今後一切近づくことはまかりならんぞ!」
ばーさんはそのまま森口の腕を掴み、無理矢理門の中へ引っ張って行く。
森口はオロオロとうずくまる俺を振り返りながらも、無抵抗のままばーさんに付き従った。
「くそー。
あのババア」
俺は脇腹を押さえ、よろめきながら、立ち上がった。
「誰彼構わずって、なんだよ」
俺は、そんなに女に飢えてねーし。
ただ
森口だから、ブレーキ外れただけだし。
「…………ってか」
片桐くんは転びそうになったところを助けて下さっただけなんです!」
俺を庇うように訴える森口に、ばーさんはフンッと鼻を鳴らした。
「何が助けたじゃ!
お前がウブイのをいいことに、好き放題をしようとしてたじゃろーが!
見てみぃ、あの助平そうな顔を!
誰彼構わず盛りよって!
あんなハレンチな男に今後一切近づくことはまかりならんぞ!」
ばーさんはそのまま森口の腕を掴み、無理矢理門の中へ引っ張って行く。
森口はオロオロとうずくまる俺を振り返りながらも、無抵抗のままばーさんに付き従った。
「くそー。
あのババア」
俺は脇腹を押さえ、よろめきながら、立ち上がった。
「誰彼構わずって、なんだよ」
俺は、そんなに女に飢えてねーし。
ただ
森口だから、ブレーキ外れただけだし。
「…………ってか」


