そんなことを考えていると…
キーンコーンカーンコーン♪
とチャイムが鳴った。
つーか、授業受けるの
忘れてたーーーーーっ!!!
今さら焦っていると…
「おーい!何焦ってんだよ」
低い声が耳に届き顔を上げて
見ると…そこには昨日友達に
なった橘愁(たちばはしゅう)の姿が。
「別に焦ってなんかねぇーよ」
平静を装いながら言った。
内心はまだ焦ってるけど…。
それは、俺と読者の君たちとの秘密でよろしく。
「ふーん…てか、お前いつの間に塩見さんと仲良くなってん
だよー教えろよ!」
不満そうに言う愁。
ふーん…こいつも穂香のこと
狙ってるのか~っ!
でも、残念!
お前なんかに穂香のこと
渡すもんか!
もう、穂香は俺の彼女になる
予約済みですから!
(勝手に決めんなよ!)
