声した方に振り向くと…
そこには、あの
坂崎楓斗くんの姿が。
「あぁ?お前、誰だ!」
一人の先輩が坂崎くんに
話しかけた。
「俺っすか?新入生の坂崎楓斗です!その子を離してやって
くれません?困ってるじゃ
ないですか!」
えっ?坂崎くんあたしの
こと助けてくれるの?
見知らぬ女の子を助けるとか
いい子だなぁ。
って、関心してる場合じゃ
ないつーの!
「お前には関係ねぇーだろ!」
「へぇーそんなこと言うん
ですかー!その子を離さな
いんなら先生に言いますよ?
誘拐犯がいますって!」
そう言う坂崎くんは、なんか
こう、威圧感が凄い。
先輩方も怯えた表情をして
「チッ!お前ら行くぞ!」
と逃げって行った。
す、凄い…。