狼様の愛のカタチ理論【番外編】




「そんなに嬉しいのか?」


「あたりまえだよ!マリナ様は私の母親みたいなものなんだもん」


院長様にはまだまだ沢山話したいことがあるし、聞きたいこともたくさんだ。


「院長様、いつ来るんだろうな」


「そうですね…マリナ様も忙しい方ですが、きっと数日のうちに来ると思いますよ」


髪を結い終わり、左汰はテーブルに並べた櫛などを片付けていく


「うん、また連絡来たら教えてね!」


私がそう言うと、左汰はニコと笑いながら頷く


「承知致しました。さて、話は置いておいて、そろそろ行きましょう」


「あ、うん」


そうだ、院長様の話を聞いて嬉しくて忘れていたけど、今日はとても大事な日なんだ