ずっとキミだけ。

「フッ。俺のこと蓮って呼べよ♪」

「なんでょ。」

なんで命令口調なのよ!?

「いーから。な?唯」
なっ!?急に男っぽい目になった蓮。
私は目が離せなくなった。


もーなんなのよー。

恥ずかしいじゃん。

「わ、わかった。」

「ん。偉い子♪」

蓮の笑顔に少しキュンッてなってしまった。



---教室。


「こらっ!!なんで二人とも遅刻なんだ!?」

はい。只今みんなの前で説教中です。

「「寝坊」」

ハモったー!!
まさかのハモりに苦笑い。

「何を笑っているんだ!?」

「さーせん」
笑いながら言う蓮。
「ごめんなさぁい。」
苦笑いの私。


「今回だけだぞ。席につけ。」

やったね♪

「さんきゅー」

「ありがとー」


「なんで二人ともタメ口なんだー!?」

「「はいはい。」」

またハモった。
よくハモるなあ。


そんなことを思いながら席についた。