つか、名前も知らない奴に言われたくないし!!!!!

「お前、名前は?」

「ん?ぁ...ぇと...神崎 唯。」

「神崎唯.....ね。」

「な...なによ。」

なんなんだよ。この人。
真剣な顔して考え事してるっぽいけど....

「ぁー。昨日、何人かの男子が言ってたゎ。」

は!?男子!?私の噂!?
ぁー。もー変な噂が流れてんの?
最悪。

「.....。」

「お前がねぇ....」

「!?」

急に顔を近づけてきたからびびった私。

か....かかかか顔が!!
こ...ここは、冷静に。

「....つか、誰?」

「んぁ?俺?」

いやいやいや!!アンタしかいないし!!!

「うん。」

「お前、誰からも聞いてねぇの?俺の事。」

「聞かないよ。来たばっかだし。」

「はー。俺は、黒崎 蓮。」

......黒...崎 蓮?

「おい。急に固まってどうした?」

「....あーーーー!!!!!」

「!!??きゅ、急になんだよ。」

「昨日、瑠愛が言ってた!」

こいつが黒崎 蓮かぁ。