ずっとキミだけ。

俺は、唯を強く抱き締めた。

「俺....さ。真面目な恋とか...わかんねぇからさ。手荒な真似をすっかもしんないけど....側に居てくれるか?」

恐る恐る聞くと

「私ね?男なんて...って思ってた。けど、蓮に会ったとき....わぁって思ったの。かっこぃぃなぁって。」

唯は、少し照れながら話を続けた。

「それでね?さっき、蓮に抱き締められた時、すっごいドキドキしたの。その時、蓮が好きなんだって思った。だから.....蓮こそ私を離さないでね?」

上目遣いで、恥ずかしすぎたのか、顔を真っ赤にして涙目の唯が愛しくて。
理性を保つのが大変で。

その代わり、キスをした。

甘い甘いキスを。


唇を離したら、唯は口をパクパクしながらビックリしていた。

その顔が面白くて面白くて。

「ククッ」

っと笑ってしまった。


すると、唯は、「んぅー。笑わないでよ。」っと拗ね始めた。

新鮮な唯が可愛くて、ついついからかってしまう俺。

いつから俺は、こんなに唯にはまったんだ?