【蓮side】



俺は、素直な気持ちを唯に伝えた。

けど、唯は硬直。

はあ。唯って強がりだけど恥ずかしがりやなんだな。

「唯?返事は?」

俺なりの優しい声で言ってやった。

「ぁ.....えっと.....」

恥ずかしがっている唯が可愛くてイジメたくなった。

「早く言わねぇとキスすんぞ。」

唯に抱きついていた俺は、ギュッと手の力を強める。

「ちょ。待って」

焦っている唯。

「待たない。」

グイッと唯の腕を引っ張って俺の方に向かせた。
唯の顔が見えたかと思うと、唯の顔は、真っ赤で可愛らしかった。

「早く言えよ。」

俺は、ドンドン顔を近くしてく。

「ちょ、マジで待って。」

「待たないって言ってんだろ?」


言葉と一緒にキスをしてやった。

「.....ん.....ッ」

唯の唇は、柔らかかった。

「や......ぁッ」


涙目の唯。


「好きだ。」

「私も.....す、好き。」



え。マジで!?


「マジで.....?」

「嘘だったら今頃、ひっぱたいてる。」


マジかよ。

なぜか、ものすごく嬉しかった。



唯、唯。
大好きだ。