使者の黙示録

団司とルゼが笑顔で少女たちを迎える。

シスター・マヤが口をひらく。


「おはようございます」


その声に、団司もルゼも安堵の胸をなでおろす。


シスター・マヤは修道院の悲劇以後、おし黙ったまま何も言わず

団司たちは、彼女がいつまでも悲しみを引きずり

もう何も話してくれなくなるのではないかと心配していたのだ。


いまのシスター・マヤは、まだ悲しみを抱えてはいても

昨日にくらべると、いくぶん落ち着いている様子である。


(良かった)


ルゼはホッとして「おはよう」と挨拶をかえせば

団司も「おはようさーん」と明るくふるまう。