使者の黙示録

ルゼが団司に、何気なしに聞いてみる。


「あなたは、これからどうするんだ?」

「しばらくは、あの子たちの傍にいるよ」


団司の返事を聞いたルゼは、その顔にイタズラっぽい微笑みを浮かべた。


これまで団司と話していたルゼは

これから先の未来が、徐々に見えだしている。

団司の未来にしても、完全に見通せるとまではいかないが、ある程度は捉えることが出来る。


団司は、実際には「しばらく」ではなく、ずっと少女たちの傍にいて

己がこの世を去るまで少女たちを見守り続けることを、彼自身が選ぶのだ。


もっとも、いまの団司には

そういう未来の輪郭さえ見えていないが。