使者の黙示録

いずれにせよ、「破滅の刻」を終着点とする道を突き進んだ人類は

もはや修復不可能な状態に堕ちていたのだ。


そんな中で、悪を地でゆく教団が

シスター・マヤという救世主を育てあげたことを、この世の皮肉だと思うのは

神がさだめた人類再生の運命に対して、不敬な思いを抱くことになるのだろうか。


ルゼは、そういうことを考えながら

遠くをみる目で、今までの人類の歴史を哀れむのだった。