使者の黙示録

「私が茅島団司に対して感じることは」


マザー・アミコは、自分の意識を野瀬の話に向ける。


「あの男はこちらから何もしない限り、危険な行動に出てくるとは思えません」

(……)

「しかし、こちらから彼に仕掛けたとき」


2人の間に緊張感が漂う。


「あの男は、容赦なく牙をむいてくるでしょう」


その言葉に、マザー・アミコに植えつけられた死の恐怖が蘇り

彼女の身体に戦慄が走る。


「眠れる獅子を、むりやり叩き起こす必要はありません」


野瀬の額から冷たい汗が流れる。


「茅島団司という男は、絶対に関わってはならない男です」