使者の黙示録

マザー・アミコの頭脳が、いつものように冷静に回転しはじめる。


武器を手にすることなく、人を呪い殺すことが出来るかのような力を備える団司。

それほどの力を有する団司でも、相手を叩き潰す際には

自分が何者なのかを知られることのないように、注意を払うのが当たりまえではないのか?


(だが、あの男は私の前に現れた)


あらかじめ己の力を相手に見せつけて、恐怖を与えるという手段も確かにあり得るのだが

そうすると、今回のように自分が何者であるかを調べられて

先手を打たれて危険にさらされる恐れもある。