使者の黙示録

野瀬が団司を分析すると

団司は、マザー・アミコにある種の警告を発したのかも知れないが

団司は彼女に対して、あるいは教団に対して

再起不能にすべく鉄槌をくだす考えは、持っていない。


「あの男が本気であなた方教団を叩き潰そうとするなら、とっくにそうしていると思います」

「……」

「あの男は、修道院の子どもが平和で元気に過ごすことを、望んでいるだけです」


団司が野瀬に言ったことだ。


「彼には、教団に対する敵意は感じられません」


野瀬が思うに

団司にとって、教団はどうでもいい存在なのだ。