使者の黙示録

(やはり、この人は神様とお話ができるのだ)


シスター・マヤは、団司をうらやましく思いつつも、尊敬の念をいだく。

一方、マザーたちは驚きの表情のまま、言葉を失っている。


いま、団司が話したことは

いったい何を意味するのか、彼女たちには分からない。

ただ、それを聞くかぎり、ある種の警告を発しているように思える。


団司の話は、まだ終わっていない。


「マザー」


マザー・アミコにかけられた団司の声に、彼女はビクッと体をふるわす。

にこやかな笑みを浮かべる団司の顔は

マザー・アミコには不気味に感じられる。