団司が次に話すことは、謎めいた言葉が散りばめられ

真実をベールで覆うがごとく、理解しがたく聞こえる。


「『破滅の刻』が 訪れしとき

目覚めるは破壊の王

恐怖の旋律は 方向性をもたず

巨大な力をもつ兵士たちは

皆 王の意思に従う

築き上げた黄金の城は 砂に変わり果て

やがて すべてが崩れ去るであろう 」


この言葉は

団司が誰にも話していないことで、占い師のルゼが憤りをおぼえた神言である。


いま、ここで団司がはじめて口にする、神から与えられた黙示録だ。