歯車。〜モウ元ニハ戻レナイ〜






あんな顔の潤は見たくなくて…




潤から逃げるように、保健室に向かった。




保健室に着くと、ナナがコンコンとドアをノックした。




「はーい?どうぞー。」




この、優しい声の主は、保健室の女神 森下先生。




歳は、学校の先生の中で一番若い、20歳。




要するに、生徒と一番歳が近いから、よく森下先生に相談をする人が多い。




まぁ、私もその中の一人なんだけどね。




「「失礼しまーす。」」




「あら、ハルちゃんにナナちゃん。んー、一人ずつよね?どっちが先かしら?」




私達は、常連だから、もう名前が覚えられるのに加えて
あだ名で呼ばれるまで親しくなっちゃったんだよね。




「あ、じゃあハル先でいいよ。私は廊下で待ってるから。」




「わかった、ありがとう。」




という事で、私が先に相談する事になった。




「潤くんとは、最近どうなの?」




潤が好きというのを既に知っていた先生が、優しく尋ねた。