「…英志くんがわからない」


あたしは思ってるままに彼に打ち明けた。



「…」


「あたしをどうしたいの!?何が目的!?…期待させて、突き放すんでしょ…」


この涙は誰を想って流れてるのかな…


「あたしは、簡単にこういう行為できないよ…。好きでもないくせに、平気でできるんだね、英志くんは」




「ああ、男なんてそんなもんでしょ?だから、兄貴だって…「最低!」



あたしは荷物と服を持って、部屋を飛び出した。

分かってたはずでしょ…
高校生があたし相手に本気になるはずないって…