「英志くん…」


お互い見つめあったまま時だけが流れた。

英志くんは何を考えてるの…?

気持ちが透けて見えたら、誰も傷つかないのに…



なんて思ってしまうあたしは、バカだ。



「千雪さん、どーする?このまま…続ける?」


「え?」


「だから、選ばせてあげるって言ってんの」



ほんと上から目線。
これでもあたしの方が三歳も上なのに…