獣恋道-恋はいつでも獣道-



「えっと、」


返事に困っていたそのとき、強い圧迫感に襲われた。


英志くんが後ろから抱きしめてきたのだ。


そして、首筋に熱い唇が当てられた。


「…っ」



篤志と電話してるのを知ってるのに…

知ってるから…?



「千雪、聞いてる?」


「あの…っん」


エスカレートする英志くんの行為。
篤志に、バレちゃう…