獣恋道-恋はいつでも獣道-



「千雪さん?」



適当にお店を見たあと、一軒のカフェに入った。

あたし何してんだろう。

篤志は、あたしが自分の弟と会ってること知ったら、どう思う?



「ちーゆーきさんっ」


「へ?」


やば、あたし思いふけってた?



「な、なに?」


「だから、兄貴と付き合ってどんくらい?」



「半年、だよ」


完全に英志くんのペースに飲まれてる…