小さな花



「僕…みんなに出会えて良かったです…」

「しかもさぁ、お前いなくなったら紀伊さんの右腕いなくなっちゃうっしょ?」

「そうだね…」

僕の顔は人生で初めて真っ赤になるくらい泣いただろう。

親に捨てられた悲しみに負けないくらい。

「それでどうするの?」

「No.7にテロの50人を送れ。No.6は俺達だけでいいか?」

みんなが黙って頷く。