小さな花



「紅…私を使って…」

僕の手は震えていた。

今このまま光の中に手を入れていいのか。

葵さんに被害がないか。

けど…今葵さんは覚悟を決めて薬を飲んだんだ。

その気持ちを無駄にしてはいけない。

僕は光に手を突っ込んだ。そして何かを掴み葵さんを武器化させた。

「オーギュスト発動」

葵さんは刀のような武器になった。

(剣術習っといて良かった…)