翌朝

寝たか寝てないか良く解らない気分のまま目が覚める。


荷物を持ち階段を下りた。


廊下に荷物を置きリビングへ行くと、いつもと同じ朝食が並んである。

いつ起きるか解らないのに…必ず作ってくれている母親。

そんな母親の後ろ姿をジーっと眺めながら、テーブルに座る。


「なにょー朝っぱらから、マジマジと見て?気持ち悪いゎねー」

俺の視線を感じたのか、
くるっと振り向き母親ゎ言った。

決心が鈍りそうなあきらゎ急いでお茶で流しこむ様に、ご飯を食べた。


もし急に俺がいなくなったら…この毎日作ってる飯だって無駄になる。
この母親に心配だけゎかけたくない。


「暫く帰らない。ツレんとこで住み込みで仕事決まったから。」


言い放った瞬間席を立ち急いで廊下の荷物を持ち家から出る。


母親ゎ突然の事でビックリした顔をしていた。


返事をする間もなくあきらが家を出た為…母親ゎ暫く呆然と立ち尽くしていたが…

まっ、すぐ帰って来るでしょッ

そんな気持ちでいた。