Tsubasa's

今日、中学校の頃から好きだった幼なじみ、瀬戸 優月に告白しようと思っている。

今まで幼なじみだからこそなかなか言い出せなくて、19歳の夏になってしまった。
大学生になってから、初めての夏休み。
優月とは、高校がちがくて家が近くてもなかなか会えかった。

しかし、今日、優月が地元に帰って来る。
それで、近くの海で会う約束をした。


俺は、1人で海を眺めていた。


誰がこっちに向かって歩いて来るのが、わきに入った。

そっちを見てみると、あれは、優月だ。

片手で髪の毛を押さえ、もう片方の手では、オシャレなサンダルを持っていた。