ほんの一瞬の出来事だった





何が起きたかわからない





ただ私が尚真に覆い被さるように抱き締められていた





「に…げろ…」




ズルッ





バタッ





尚真が私から滑りおちちるように床に倒れた





視線をやると…








血と動かない尚真…