アレスの使者であった兵士達は国家騎士団として再統一され、軍部の基盤はすぐに固まった。国家騎士団の各師団の長も決まってはいたが、肝心のまとめ役…総団長の座が今現在も空いているままだ。
すでに軍部から引退しているアレクセイが今のところ代役として騎士団を指示し、その傍らで総団長候補となる者を探しているのだが、これがなかなか見つからないらしい。
総団長の席は、当分は空席の様である。
そして軍部の他に国家の柱となるものが、行政である。
国を武力で保護する軍部とは違い、こちらは国そのものを作っていくものだ。
本来、国の政治は王の命令一つで動くものだが、行政はその補佐の様なもの。多くの国の政策で大臣を決め、国のあり方について王と話し合うのだ。
戦争以前は貴族という身分の者達が存在し、街の領主として政治のほとんどが彼らに一任されていたのだが…その貴族はもういない。それに、貴族による政治はあまり国民の意思が反映されないのが問題でもあった。
新しい王を迎えた今では、行政機関に置く大臣は身分に関わらず、あちこちの街や村から優秀な人材を採用している。
各所に散らばっていた農村も、なるべく目が行きとどくように一つの街としてまとめたり、その街の代表を決めて国の政治に積極的に参加出来るようにするつもりだ。
まずは国民の人口を調べたり、現在の国の地図を作り直したりと、国造りの基本に奔走している真っ只中である。
今はとにかく、国家再興のための人手が足りない。
軍部だけで動くのは難しい。行政機関も早々にまとめ、本格的に政治を行わなければならない。
一年で国家基盤を作り、最低でも二年で統一する。新しいフェンネル王は、そう断言したのだ。
そんな中で、ダリルに政権へのお声がかかったのだ。
元々一端の兵士だったダリル。身に染み込んでいるのは戦い方だけだ。
「まぁ…いきなり行政部って訳じゃなくて…最初は政治を理解するために執務官からって感じらしいけど」
「…えー?あんたが執務官とか………駄目だ。想像出来ない!笑える!超笑えちゃうんですけどー!!ニャハハハハ…痛い!痛い!痛い!痛いですダリルさん!スプーンが!スプーンが手にめり込む!地味に痛い!!」
すでに軍部から引退しているアレクセイが今のところ代役として騎士団を指示し、その傍らで総団長候補となる者を探しているのだが、これがなかなか見つからないらしい。
総団長の席は、当分は空席の様である。
そして軍部の他に国家の柱となるものが、行政である。
国を武力で保護する軍部とは違い、こちらは国そのものを作っていくものだ。
本来、国の政治は王の命令一つで動くものだが、行政はその補佐の様なもの。多くの国の政策で大臣を決め、国のあり方について王と話し合うのだ。
戦争以前は貴族という身分の者達が存在し、街の領主として政治のほとんどが彼らに一任されていたのだが…その貴族はもういない。それに、貴族による政治はあまり国民の意思が反映されないのが問題でもあった。
新しい王を迎えた今では、行政機関に置く大臣は身分に関わらず、あちこちの街や村から優秀な人材を採用している。
各所に散らばっていた農村も、なるべく目が行きとどくように一つの街としてまとめたり、その街の代表を決めて国の政治に積極的に参加出来るようにするつもりだ。
まずは国民の人口を調べたり、現在の国の地図を作り直したりと、国造りの基本に奔走している真っ只中である。
今はとにかく、国家再興のための人手が足りない。
軍部だけで動くのは難しい。行政機関も早々にまとめ、本格的に政治を行わなければならない。
一年で国家基盤を作り、最低でも二年で統一する。新しいフェンネル王は、そう断言したのだ。
そんな中で、ダリルに政権へのお声がかかったのだ。
元々一端の兵士だったダリル。身に染み込んでいるのは戦い方だけだ。
「まぁ…いきなり行政部って訳じゃなくて…最初は政治を理解するために執務官からって感じらしいけど」
「…えー?あんたが執務官とか………駄目だ。想像出来ない!笑える!超笑えちゃうんですけどー!!ニャハハハハ…痛い!痛い!痛い!痛いですダリルさん!スプーンが!スプーンが手にめり込む!地味に痛い!!」


