「………………君がいなくなると………御義父様は……さぞや悲しまれるだろうね。………君は若い頃から、御義父様の……52世の、唯一の懐刀だったのだろう?」
「………大昔の話です。………今は………会っても頂けませんから」
「………そう…」
………互いの間に妙な間が生まれ、なんだか話辛くなってしまったが……幸いにも、二人はもう軍議室の前まで来ており、自然、口を閉ざした。
「……次期総団長はもう決めたのかい?」
入る直前、クロエはボソリと訊いた。
「ええまあ。………候補はおります」
「………そうかい。……会えたらいいな…」


