とにかく…この異常事態においては、何ごとも早急に事を進めねばならない。まず原因は………何だ…。
「………どうして奴があんなモンスターに様変わりしたか………心当たりは…?」
資料室の中央。薄暗い中、皆輪になってコソコソと密談を開始した。
議題は、『何故?どうして?変わってしまった彼女(命名、第3師団長)』である。
「………心当たりっていっても………何だろう…」
互いの顔を見合いながら、ここ最近のイブの様子を思い出してみる。
………相変わらず元気溌剌で、笑顔が絶えない。
一週間前も……陛下を見付ければ飛び付き、うんざりとしながら「引っ付くな」と押し退けられようが、頭をグリグリと押し付けて甘えていた。
実はややマザコン……かなりのマザコンなルウナ様から嫉妬され、陛下から無理矢理引き剥がされていた。
五日前、訓練中にリストと喧嘩。
五分の殴り合い後、本来のフェーラの姿で喧嘩という名の殺し合いを一時間。兵士等を放置。
四日前、訓練中、足を踏んだ、踏んでないで論争に入り、リストと喧嘩。五分の殴り合い後、本来のフェーラの姿で喧嘩という名の殺し(略)
三日前、訓練中、睨んだ、睨んでないで論争に入り、リストと喧嘩。五分の殴り合い後、この日珍しく姿を見せていた総団長のジンが、しばし傍観した後止めに入る。訓練再開。………が、ジンのあからさまなリスト苛めにより、リストキレる。二人は激しい乱闘に入り、イブは隅ではやし立てながら観戦。兵士等を放置。
二日前、ルウナ様のお菓子を食べたとしてアレクセイからお叱りを受ける。食べてないと訴えるが、口元にはロールケーキのクリームが。ルウナ様の寛容なお許しにより、イブ釈放。


