亡國の孤城 『心の色』(外伝)









無意味に生きる毎日が、たらたらと続いていた最中に。





















あの、ギロチン女が現れたんだ。








これまであった女の中で、一番変わっていて。



一番女らしいのに、女っぽくなくて。






一番………綺麗だった。
















………そりゃあ…驚いたよ。



…あいつは、いつだって自由気儘で………………嫌なものは嫌だと、言い切る………………本当、自由な女だ。







俺と違って、生きている。


………輝いている。



……見た目の美しさだけじゃねぇんだ。






………あいつ自身が、輝いている。






暗い中にいる俺を、あいつは照らすんだ。





土足で踏み込んで来てな。
























………妙に、羨ましくて………。





………あいつみたいになれるだろうか?


……ちゃんと生きているって、実感できるだろうか?






………あの女の存在に酷く惹かれているのが………すぐ分かった。




一目見た途端、俺はもう……多分…あの女が…。




















………生まれて初めて感じる感情…………………その反面、俺は………悔しかった。





………物凄く、悔しかった。





だから、ついついいつもの調子で当たっちまったが………あの女はそのままそっくり、返してきやがる。




こんな俺に合わせて、返してくる。







誰も相手にしようとしなかった、俺に。