〜蓮斗said〜
俺は朝が大が付く程苦手だ。
毎日と言っていい程学園のHRに間に合ったことがねぇ。
んで、ゆっくり制服を着ている俺は、奴等に起こされたばっかりで機嫌が悪い。
「おい蓮斗!早くしないと遅れんだろ!」
うるさく扉を開けて入って来て文句を撒き散らされる。
そんなうるさいコイツの名前は、銀髪の真田 恭(さなだ きょう)。
毎日テンション高いし喚くし邪魔すぎる。
「今着替え終わった」
「焦れよ少しくらい!!」
「うるせーな」
そんな俺たちの会話に割り込んで来やがったのは
「ほら、喧嘩したらもっと遅くなるよ…」
そんな気だるい顔をして、煙草を口に挟んだコイツ。
明るい茶髪がよく映える。
色気ばっか無駄に放出しやがるコイツは、片桐 秋夜(かたぎり しゅうや)。
俺を起こしに来るのは、主にこいつ等だ。
そんな奴らと、俺は今日も遅れて学校へ向かう。
