初めての恋は誓約書から


そんな事を考えているとき


ピンポンパンポーン…

「1年5組鈴谷春音、放課後第二理科室まで」


「「あ」」


涼介と俺の声が重なった


お互い顔を合わせて苦笑い



そしてホームルームが終わりみんなが帰りはじめた


「行かねぇの?」

ケータイをいじりながら涼介がゆう


「あ、行く…かも」


あいつ頭悪そうだし


「実は待ってたりして〜」


なんてにやける涼介


「ってか、お前デートは?」


この俺の一言に
さっきまでにやけていた涼介の顔が
一瞬にして固まった


「や、やっべ!!んじゃな!龍斗!」

「ふっ…」


勢いよく飛び出していった涼介をみると小さな笑いがこぼれた


赤く染まりだした教室には俺一人


「さてと…行くかっ」


俺はなぜか少し早足で第二理科室へ向かっていた