忘れられない想い

今回はそんなんちゃうからと言って私の手を引っ張ってグランドまで連れて来られた。

『理恵。手痛いし離して。しかもグランドって話し見えへんから。』

私がそういうと理恵は掴んでた私の手を解放してくれた。

『美紅ゴメン。痛かったやんな。どうしても美紅に先輩を紹介したかってん。』

『先輩??』

あれ?理恵って部活入ってなかったような。て、何の先輩か知らんけど私に紹介したいってどういう意味なんやろ?
私が一人で考えてると突然理恵が体育倉庫の方に向かって、手を振りながら大きな声でその人物を呼んだ。