むかしむかしあるところに ちいさなむらがありました
 そのむらのひとびとはみんなびんぼうで まいにちいきることでせいいっぱいでした

 そのむらをしたがえるくにのおうじさまはとてもごうまんで えがおなどひとにみせたことがありませんでした
 しかし あるひのこと いつものようにおうじさまがゆうがにおちゃをしているとひとりのむすめがしろにはいってきました

 そのむすめのようしはとてもうつくしく おうじさまはひとめぼれをしました
 そのむすめがしろにやってきたりゆうは むらへのきふをたのむためでした
 それをきいたおうじさまは くにのおかねのじゅうぶんのいちほどをむすめにあたえました
 むすめもおうじさまも おたがいにうれしく むすめはむらにかえってゆきました
 くにのおひめさま おうじさまのふたごのいもうとはこれがおもしろくありません
おひめさまは えいへいにあのむすめをもうにどとしろへいれないよう めいれいをくだしました

 それのおかげか あのむすめはにどとしろへ はいることはありませんでした
 しかし こんどはおうじさまが むすめにあいに むらへでかけるようになりました
 おこったおひめさまは むすめのくらすむらのいえをひとつのこらず やきはらいました
 おひめさまは だいまんぞくでした