「行ってきまーす」




「いってらっしゃい
気をつけてね」


はいはい…

「あと、ハンカチ持った?
忘れ物には気をつけないと」


んもぉ、もう小6だし…

そんなこと
分かってるって。
いちいち面倒くさいなぁ。


そう思いながら、私は家を出た。


そして、親友である斉藤茜の家に向かった。