裕太くんの顔が徐々にあたしに近づいてくる。


鼻に息がかかるほど。


わわわわわ


「ゆ、裕太くん」


「黙れ」


いつもより強引な口調でそう言うと、あたしの唇に、ゆっくり優しいキスを落とす裕太くん。



「んあっ」


昨日とは違うキスで頭がグルグル掻き乱される。



「んな甘い声だすな」


出すなと言われましても…


離れたときには苦しくて…


「大丈夫?」


なんて心配してくれる裕太くんの優しさが嬉しかったりする


「裕太くん、大好き」


「知ってる」


「俺も大好き」



そう言ってもう一度キスをした。