暴走族と4才児!~second~

奏斗さんは、丘の上から見える景色を見ながら「仕方ない」言う。

「いろんなことがあったしな。それに、小さい頃を覚えてなくても、今忍は俺を慕ってくれてる。それで十分だ」

そう言って笑う奏斗さんの綺麗な笑顔に、思わず胸が高鳴る。

‥‥水族館の時から疑問に思っていた。

どうして‥‥、奏斗さんといると安心するんだろう。

奏斗さんの隣は、とても居心地がいい。

私の隣で笑う奏斗さんの笑顔を、いつまでも見ていたいと思った‥‥。