暴走族と4才児!~second~

「何で、急に私をここに連れてきたんですか?」

「‥‥‥とある奴に聞いたら、女は水族館とか
遊園地が好きだって」

「えっ?」

水槽に入ってる魚を見ながら、奏斗さんはぼそぼそと答えた。

「‥‥‥っ、俺が連れてきてやったんだ、良いから楽しめ」

「あ、奏斗さん!」

早足に進む奏斗さんをあわてて追いかける。

なんだか分からないけど、とりあえず奏斗さんの言うように楽しもう、と思った。